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 3. 暗闇の苦闘。


その後も四つんばいでないと進めなかったり
垂直に登る ボロい鉄梯子が有ったりと、
素人にはかなりの大冒険。

この写真は、先に登る旦那を真下から撮影
したもの。比較対照物が写っているので
狭っぷりが判り易いかも。

…コレ、観光洞と名乗っていいのかな?
…全然観光っぽくないんだけど。
登る旦那



洞内 この写真なんて、自分で撮ったのに
既にどっちが上か全く分からない。
なんだこりゃ?

ランタンを持っていったので、
写真を撮れる明るさは有る、が。
とにかく精神的な余裕が無い。

足元がやけに滑ったり、
梯子が今にも外れそうだったり、
服は既に泥だらけだったり、
手に持ったランタンが熱かったりと、
もう、うがーー!





洞窟内は どこも特徴のない
ゴツゴツした岩肌だったが
ライトを当てると、
やけにきらきら光る。

近づいてキラキラを良く見ると、
細かな水滴が、岩肌に玉になって
輝いていた。非常に綺麗。

光る岩肌



岩がずいぶんと綺麗だったので
身を乗り出して、脇の枝洞を覗き込んでいると、
不意に、暗闇からコウモリが飛来!

「ギョワぁーーーーー!!!!!」

驚きのあまり、危うく梯子から
落ちるところだった。

コウモリ!てめーぶっ殺すぞゴラァ!
ハァハァ…。

私が突然 大声で叫んだので、旦那も驚いたらしく
「変な声で叫ばんといて!びびるやんけ!」と怒られる。
ちきしょう。心配せーよ。
もっとこう「大丈夫かっ!?」とか無いんかい。


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高知 猿田洞

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